橋本努・矢野善郎編『日本マックス・ウェーバー論争 「プロ倫」読解の現在』
ナカニシヤ出版、2008年7月刊行
目次
はじめに ・・・・橋本努
i
序章 マックス・ウェーバー論争へようこそ! ・・・・橋本努 1
第T部 ウェーバーは「犯罪」をおかしたのか
第1章 羽入式擬似文献学の解剖 ・・・・丸山尚士 19
第2章 ヴェーバー「倫理」論文における理念型の検討 ・・・・山本通 61
第3章 ヴェーバーにおけるルターとフランクリン ・・・・梅津順一 88
第4章 『コリントT』七・二〇問題再考 ・・・・宇都宮京子
108
第U部 論争を検証する
第5章 「マックス・ヴェーバーの犯罪」事件 ・・・・唐木田健一 141
第6章 学問をめぐる「格差の政治」 ・・・・橋本直人 152
第7章 現象学的理想型解釈の理路 ・・・・九鬼一人 169
第V部 論争を超えて――ウェーバー研究の新展開
第8章 ウェーバー宗教社会学の新しい読み方 ・・・・横田理博 187
第9章 日本における『倫理』受容についての一考察 ・・・・三笘利幸 218
第10章 歴史における理念の作用 ・・・・荒川敏彦 245
終章 論争の精神―― 一〇〇年前の論文をめぐって私たちはどう論争すればよいのか ・・・・矢野善郎 267
資料1 ウェーバーは罪を犯したのか ・・・・橋本努 295
資料2 学者の良心と学問の作法について ・・・・雀部幸隆 306
資料3 折原浩の羽入辰郎批判の結末 ・・・・雀部幸隆 313
あとがき――ヴェーバーをめぐるさらなる論争への誘い ・・・・矢野善郎
335